子どもたちは休校でも親はいつも通り出勤 サンエーは閉店時間早まる
多くの学校が休みになる一方で、県内でも旧盆の3日間すべてを休業する企業は決して多くない。ウークイのみを休業とする場合や旧盆明けを休みとする場合もあり、企業によって対応はさまざまだ。
県内小売大手のサンエーでは、9月6日(土)のウークイには全店で時間を前倒し、夜9時に閉店する。例年、ウークイの夜は家族が集まる時間帯であり、店舗の客足も落ち着くことから営業時間を短縮している。一方で、旧盆期間は食品部門を中心に繁忙期でもあるため、いつも以上に人手が必要な時期でもあるという。
県職員は旧盆中の1日を特別休暇として取得できるものの、平日の場合は6月23日の「慰霊の日」のように閉庁日となるわけではないため、業務に支障が出ないよう調整が必要となる。
新暦の盆休みのようにはいかず、旧盆も仕事があり、”平常運行”となっているのが現状だ。
旧盆の休校を受けて、働く保護者からは「学校が休みになれば、保護者も仕事を休みやすくなる」「旧盆の文化が続くために休みになるのは良いこと」とポジティブな意見もあれば、「うちは仕事を休めないので、子どもは祖父母に預けて負担を増やすことになる」「遠方に帰省するわけでもないし、休みにする必要性を感じない」といった声も聞かれた。