保育園も旧盆の対応に苦慮 延長保育なしの施設も
旧盆中は、保育園も対応に苦慮している。那覇市こどもみらい部によると、働く保護者に代わって保育を提供する保育園は、旧盆も含め法定休以外は開所するのが基本だ。ただし、旧盆中は利用する園児が少なくなることから、給食のロス削減や保育士の勤務調整のため、事前に保護者にアンケートを行い、利用する数を把握することもある。
県内の保育園では、保護者へ事前に旧盆中の家庭保育を依頼するケースや、旧盆中は延長保育を実施しない旨を通知するケースが確認されている。関係業者が休みに入るため、旧盆中は給食を提供できず、弁当の持参を依頼する園もある。旧盆中も関係なく仕事がある保護者からすると、不便を感じることもあるだろう。
旧暦ゆえに毎年スケジュールが変わる沖縄のお盆。教育・労働・保育、それぞれの現場で伝統行事とのギャップに揺れるなか、どう未来につないでいくか。親族が集まる旧盆の夜、話してみてはどうだろうか?