南アルプスの甲斐駒ヶ岳で3日に行方不明になった男性の捜索が行われていますが、4日の午後0時半現在、まだ見つかっていません。
行方が分からなくなっているのは、茨城県常陸太田市に住む67歳の会社役員の男性です。
伊那警察署によりますと、男性は3日に2人パーティーで甲斐駒ヶ岳に入山したあと、途中で同行者と別れて、単独で山頂を目指していて行方が分からなくなりました。
伊那警察署の山岳高原パトロール隊など10人が4日の早朝から捜索を始め、午前11時ごろに山頂に着き捜索を続けていますが、これまでのところ見つかっていないということです。
男性らは、日帰りの予定で入山し、歩くスピードが速い男性が先行してしばらく登り、同行した人の到着を待って、また先行して登るという形を繰り返していましたが、同行した人が山頂に着いた時には男性がいなかったということです。
男性は、携帯電話を持っているものの、通じないということです。
捜索隊によりますと、一帯にはガスが出ていて、視界も10メートルほどしかないということです。