スケートボード界で注目される宮崎市の小学6年生、コールター・カノア選手を紹介します。
5月の全国大会で2種目制覇を成し遂げたカノア選手の強さの秘訣に迫ります。

技を覚えるときの満足する気持ちが中毒になってしまう

スケートボードの技を次々と決めるのは、宮崎市の木花小学校6年生のコールター・カノア選手、12歳。

(コールター・カノア選手)
「技を覚えるときの満足する気持ちが中毒になってしまう」

カノア選手は今年5月、小学生の全国大会「FLAKE CUP」で、大会史上初となるパークとストリートの2種目制覇を成し遂げました。

(木花小6年 コールター・カノア選手)
「パークは滑り終わった時に優勝できたと思った。ストリートはまだ僕の後に滑る人がいて優勝できてうれしかった(今回の優勝は)自分の夢へ第一歩かな」

最近、習得「フロントサイド テールスライド リバート」

カノア選手が得意とする「パーク」は、くぼ地状のコースを滑る種目で、空中に飛び出すエア・トリックが見どころです。

(カノア選手 注目のポイントは)
「(高く)飛ぶところとか、スピードつけるところ」

一方、「ストリート」は、階段や手すりなど街の風景を再現したコースで自由に滑り、技の難易度や独創性を競います。

大人顔負けのテクニックを誇るカノア選手ですが、実は、コーチがいません。
自分で練習メニューを考えて技を習得しています。

(コールター・カノア選手)
「外国人とかのスケボーをする動画を見て、かっこいいとか思ったらやってみようかなみたいな感じ」

そんなカノア選手が最近習得したのが、その名も「フロントサイド テールスライド リバート」。

ボードを180度回転させてから障害物に乗り上げて滑らせ、ここから再びボードを回転させて戻る高難度の技です。

みんなが見て、かっこよくて、憧れるようなスケーターになりたい

驚異的なバランス感覚は、アメリカ人の父、スコットさんと一緒にしているサーフィンで身につけたそうです。

(父 コールター・スコットさん)
「スケートボードはみんなと一緒に楽しめる。すごくスケートボードは楽しいんだよということをみんなに伝えられる、そういうプロのスケートボーダーになってほしい。」

最近は国内だけでなく海外の大会にも挑戦しているカノア選手。将来の目標は?

(コールター・カノア選手)
「みんなが見て、かっこよくて、憧れるようなスケーターになりたい。将来、プロになります」

※MRTテレビ「Check!」9月3日(水)放送分から