初めての実車に「ちょっと怖い」
2日から本格的な教習がスタートした碓井さん。実際に仕事で扱うバスを運転するのは初めてです。
碓井磨海さん
「学校の時の教習車とアクセルの強さとか、クラッチの繋がり方が全然違うので、慣れなさというか、やっぱりちょっと怖い」
富山地方鉄道によりますと、地鉄バス運転手の平均年齢は53.2歳で、19歳のバス運転手が誕生すれば県内初ということです。
運転に慣れるまでは会社の駐車場で練習。先輩社員がアクセルやブレーキの扱いをマンツーマンで指導します。

先輩社員 西尾正和さん
「放してみてアクセル。ガクンとなるやろ。だから踏み込んで、もうちょい踏み込んで、アクセル放す時はちょっと止める感じで。力入れながら放す。そしたらガクンとならんでしょ。これをとりあえずまず最初に身に着けてほしい」
運転に問題がなければ公道デビューですが――
先輩社員 西尾正和さん
「丁寧というか優しい。アクセルは優しく踏んで、停まるときも抜く感じで、衝撃がないブレーキは心がけていると思った。今の段階ではそんなに言うことはないね」

運転に太鼓判を推された碓井さん。いよいよ公道デビューです。
この日、地鉄バス富山営業所から県美術館を通り、約2.2キロ離れた中島閘門までを2往復しました。
碓井磨海さん
「周りの一般車に速度を合わせるのが難しかった。楽しかったけど、やっぱりちょっとまだ練習したいなという気持ちがある」