北アルプスの前穂高岳で3日、斜面に倒れていた高齢の男性が、ヘリコプターで救助されました。
男性は、搬送時には、意識があり会話ができたということですが、詳しいけがの状況などは分かっていません。

松本警察署によりますと、救助されたのは、70~80歳ぐらいの男性です。

男性は、午前6時半ごろ、前穂高岳吊尾根の標高およそ2920メートルにある最低コル付近で、登山道から外れた場所で倒れているのを通りかかった登山者に発見されました。

通りかかった登山者からの通報で、県警の山岳遭難救助隊が出動し、午後2時過ぎに、県の消防防災ヘリコプターで救助され、松本市内の病院に搬送されました。

男性は、単独で行動していたものと見られ、通報があった際には、呼びかけに返事はなかったものの、手を動かしていたということですが、搬送された際には、意識があり会話もできたということです。