三重県伊勢市で、豊かな実りに感謝する神事「抜穂祭」が行われました。


伊勢志摩に秋の訪れを告げる抜穂祭は、伊勢神宮に供えるコメ10種類以上が栽培されている神宮神田で行われました。

神職や農家らおよそ80人が参加し、作長と呼ばれる責任者が神職から鎌を受けとると、米作りを担う作丁がその鎌を使い丁寧に稲を刈り取りました。

刈り取った稲からは1本ずつ稲穂を抜き取り「抜穂」と呼ばれる直径5センチほどの束が作られ、抜穂は来月15日からの神嘗祭で神前に供えられます。