市町村の魅力をお伝えする「わがまちLink41」。今週の舞台は、宜野湾市です。與那嶺キャスターが、個性的な店が集まる「普天間すずらん通り」を取材しました。

宜野湾市立博物館提供

宜野湾市、普天満宮のある県道81号線と県立普天間高校のある国道330号の間に位置する「すずらん通り」。1953年、軍用地だった一帯が解放され、街づくりがスタート。

1958年「美しく繁栄すること」を願い、「すずらん通り」と名付けられ、にぎわいを見せていましたが…



現在は、日中の人通りが少ない印象です。

▼與那嶺啓 キャスター
「まだやっぱり夜の繁華街という印象があるので、この時間はシャッターが閉まっているお店が多いのかなぁ…」

しばらく歩くと、レトロな趣のビルが…。

案内してくれるのは、「すずらん通り会」の大野華子さん。5年前から通りで小さなカフェを営んでいます。



▼すずらん通り会 大野華子さん
「こんな装いでこのコーヒー淹れているから怖いですよね…(笑)」

元々、市内で別の飲食店を経営していた大野さん。「2店舗目を」と物件を探していたところ、地元の岡山県倉敷市の商店街と似た雰囲気を感じ「すずらん通り」にやってきました。

▼すずらん通り会 大野華子さん
「自分が成長するとともに、その街も少し寂れてくるというか。でも、私はすごくその街を愛してはいたんですね。このすずらん通りに入った瞬間に、すごく懐かしさを感じた。うわぁ、ここすごく落ち着くと思って」



通りの雰囲気と対照的な大野さんのこだわりが詰まったしつらえなどで、カフェはすぐに話題に―。

その後、大野さんの声掛けなどもあり、周辺に個性豊かな店舗が少しずつ集まってきたといいます。