縄文時代の土偶をかたどった和菓子作りに、青森県八戸市の高校生が取り組んでいて、このうち「板状土偶」をモチーフにした和菓子の商品化が決まりました。

国宝の「合掌土偶」に「板状土偶」と「遮光器土偶」、それに「屈折像土偶」。これら八戸市で発掘された、いずれの土偶も和菓子の材料『練り切り』でできています。

八戸市の千葉学園高等学校の生活文化科では、「縄文文化」を学び地域の魅力を未来へつなぐ活動の一環として、オリジナルの縄文グッズの制作に取り組んでいます。

2日は、和菓子職人の指導を受けながら縄文人のデザインにアレンジを加えて和菓子の土偶を作っていきました。

生徒は
「とても作るのが大変だったけれども、自分なりにかわいいのができて良かった」

「顔の形が特徴的なので、そこが苦労した」

このあとの審査で、奥野稀渚さんが作った「板状土偶」が商品として販売されることが決まりました。

奥野稀渚さん
「みなさんに凝っているところとかを見ていただきながら、楽しんでほしい」

奥野さん考案の土偶の和菓子は、11月3日に是川縄文館で行われるイベントで限定販売されるということです。