9月早々、大気の状態が不安定です。本州の日本海側には、3日未明から3日朝にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

いっぽう沖縄付近にはあす熱帯低気圧が発生しそうな予想となっています。

◆東北・北陸に線状降水帯のおそれ

気象庁の2日夕方の発表によりますと、新潟県と石川県、秋田県と山形県では3日未明から朝にかけて線状降水帯が発生する可能性があり、富山県では3日明け方から朝にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

北日本と東日本の日本海側を中心に、3日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

3日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・東北地方 180ミリ
・関東甲信地方 120ミリ
・北陸地方 150ミリ


◆西日本では…熱帯低気圧が発生か

いっぽう日本海にある前線は、3日にかけて近畿地方を南下する見込みで、暖かく湿った空気が流れ込んで、近畿地方・九州北部地方では3日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。

竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨に注意が必要です。

また、気象庁によりますと、3日午前9時に沖縄付近で熱帯低気圧が発生するとみられています。

4日午前9時の予想天気図では、熱帯低気圧は屋久島付近にすすむと予想されています。

4日は沖縄地方から九州南部、四国や近畿、東海や関東甲信の太平洋側を中心にくもり一時雨の予想となっています。


◆関東甲信では5日にかけて雨か

関東甲信地方では、2日夜のはじめ頃にかけてと、3日午後は、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

3日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・関東地方北部 120ミリ
・関東地方南部 60ミリ
・甲信地方 80ミリ

4日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・関東地方北部 120ミリ
・関東地方南部 60ミリ
・甲信地方 80ミリ