青森県は、大気の状態が非常に不安定な1日となりました。
外ヶ浜町で一時土砂災害警戒情報が出されるなど、津軽を中心に災害の可能性が高まりました。津軽では、明日3日明け方まで引き続き土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
河村庸市 キャスター
「午後1時半の青森市です。急に雨脚が強まってきました。道路に叩きつける大粒の雨です」
県内は大気の状態が非常に不安定で、各地で雨や風が強まる時間帯がありました。
街ゆく人は
「雨強くてびしょぬれですね。傘をさしていますが、横からもすごく降ってきますから。ちょうど運が悪いときに外に出てきましたね」
きのう1日の降り始めから午後5時までの雨の量は、十和田市休屋で66ミリ、深浦で64ミリ、平川市碇ケ関で61.5ミリなどとなっています。
外ヶ浜町では一時、「土砂災害警戒情報」が出されるなど津軽を中心に災害の可能性が高まりました。
県によりますと、外ヶ浜町を含めて大雨による目立った被害は確認されていません。一方で交通に影響が出ました。
倉島彩能 記者
「碇ケ関ICの入り口には『盛岡方面通行止』と書かれた看板が設置されています」
東北自動車道の碇ケ関インターと、秋田県の小坂インターの間の上下線は、現在も通行止めとなっています。
また、JRは五能線と奥羽本線で合わせて41本が運休しました。明日3日も五能線の鰺ケ沢駅~秋田県の東能代駅の間で始発~昼ごろまで運転を見合わせるなど、一部の列車の運休が決まっています。
このあとの雨雲の動きを見ると、津軽では黄色で示された1時間に10ミリ~20ミリの「やや強い雨」を降らす雨雲が、明日3日明け方にかけて覆っています。
3日午後6時までに予想される24時間降水量は、多いところで津軽で60ミリ、下北と三八上北で50ミリとなっています。
津軽では、3日明け方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
※【雨と風の予想シミュレーション】は、関連リンクからご覧いただけます。














