福岡県で豚熱が確認されたことを受け、大分県は対策本部を設置し、県内の養豚農家に感染予防の徹底を呼びかけています。

「豚熱」は豚やイノシシがかかる病気で、人には感染しませんが、強い伝染力と高い致死率が特徴です。

福岡県うきは市では、8月28日に野生のイノシシが死んでいるのが見つかり、その後、豚熱と確認されました。

発生地点は県境およそ6キロの地点で、日田市は半径10キロ以内の感染確認地域に含まれています。ただ、この地域内に養豚業者はありません。

県は2日、「県特定家畜伝染病総合対策本部」を設置し、今後、県内40カ所で野生イノシシに対して餌にワクチンを混ぜるなど対策に乗り出す予定です。

県は県内の養豚農家に対し、豚熱の感染が疑われる場合は家畜保健所に通報するよう呼びかけています。