防潮堤をキャンバスとした巨大な壁画が、津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市の雄勝地区に完成し、26日、お披露目されました。

石巻市の雄勝地区で壁画の除幕式があり、幕に見立てた大漁旗が下ろされました。


壁画は、雄勝港に面した防潮堤に描かれていて、高さは▼7・5メートル、幅は▼54・6メートルあります。

東京の芸術家、安井鷹之介さんが、浜の風景を組み合わせ、3か月ほどかけて仕上げました。


地元の人:
「とても感激しました。懐かしい風景がよみがえった感じ」

芸術家・安井鷹之介さん:
「木々の隙間から見える水平線、『抜けの窓』を意識して構成した」


「海岸線の美術館」と銘打ったこのプロジェクト。雄勝地区の別の防潮堤にも壁画を描くということです。