今年の夏は“観測史上最も暑い夏”になったことが分かりました。この暑さ、食卓に欠かせない野菜の価格にどのような影響があるのでしょうか?

きょうから9月ですが、一向に秋の気配はなく、厳しすぎる残暑となっています。

「ちょっと異常ですよね、ここまで。9月入るのにね」
「ちょっと涼しくなってほしい」

今年の夏は“観測史上最も暑い夏”に!気象庁によると、今年6月から8月までの平均気温は平年と比べ「+2.36℃」になり、3年連続で統計史上最高となりました。

この暑さは野菜の価格にどのような影響を与えているのでしょうか?きょう、都内のスーパーを訪ねると、「キュウリ」が5本で108円!かなりお得ですが…。

アキダイ 秋葉弘道 社長
「こういうキュウリって今まで見たことないですよ。物は新しいのに変色している。これは完全に高温障害。塩漬けとかちょっとしてもらって。見切り品で訳アリで販売している」

通常の価格は4本で257円です。

暑さの影響は「タマネギ」にも。いつもは9月に北海道産が出回り、値段が下がってくるそうですが…。

アキダイ 秋葉弘道 社長
「もう北海道が始まってるのに過去最悪の流通量です」

収穫量が少ないため、これまでに販売したことがない小さなサイズも仕入れ、店頭に並べています。

今後、野菜の価格は?

アキダイ 秋葉弘道 社長
「例えば今、小松菜はまぁまぁ安い。これだけ暑いと、今影響していないものも秋になって影響したり、冬になって影響したりというものが出てくるのが現状ですよね」