米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

体温超えの危険な暑さとなりそうです。

なぜそうなるのかというと、まずあすも高気圧に覆われて晴れそうです。

高気圧は時計回りに風が吹きますから、南の方から暖かく湿った空気が入りやすくなりまして、あすは南西方向の風が吹く見通しです。

そうなると神奈川県の丹沢の山を越えて乾いた熱風が吹き降りるフェーン現象、これも相まって特に大月は38℃を予想していまして、9月史上1位の暑さとなる見込みです。

そしてだんだんこの低気圧からのびる寒冷前線が南下してきます。

この寒冷前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みやすく、もしかすると夕方以降は所々でにわか雨・雷を伴う恐れもあります。

予想最高気温から見ていきますと、大月は38℃とお話しました。
それだけでなく、甲府、勝沼、南部も35℃以上の猛暑日となっています。
特に大月や南部は午前9時頃から30℃を超えてくる見通しとなっていまして、大月に至ってはお昼前の11時頃から5時間も35℃以上が続く見通し。
甲府も正午から午後3時までの4時間は35℃以上となります。あすも暑さの警報とも言える熱中症警戒アラートが発表されていますから、なるべくこの35℃以上の時間帯は涼しい室内で過ごすことをおすすめします。

この暑さが一体いつまで続くのかということになるんですが、見通しをお伝えします。

まずこの前線というのは空気の境目なんです。南の方は夏の空気、北は秋の空気となります。

この前線がだんだん南下してくる傾向にあります。

つまりこの前線が南下しきった後に山梨県内には秋の空気が入ってくる形になります。

そのタイミングがズバリこの4日の木曜日となります。ですからあすあさっては体温超えの暑さが続く見通しで、ちょっと辛抱が必要となります。

ただこの前線が南下してから何日かは停滞する形となります。これによって気温が一旦下がります。下がりますがまた気温が上がって34℃以上。この時期の平年の気温が31℃ですからやっぱり平年よりもちょっと高い日が多くなりますので、熱中症には油断しないように皆さん対策をしっかりとお願いします。

<詳しくは動画をご覧ください>