連日の猛暑でモノの「売れ筋」や「販売時期」にも異変が起きています。異常気象をチャンスに変えようという企業も現れました。
きょう、ワークマンが開いた秋冬向けの展示会。目玉は「気候変動対策」です。
記者
「全く衣服の中には水は入ってきていません」
「ゲリラ豪雨」や「暖冬」にも対応。
こちらは「発熱」機能付きのウェアですが、タオルが凍るほどの“極寒環境”では…
記者
「着ている部分は寒さを感じません」
独自開発した断熱素材を使用していて、外部の「暑さ」や「寒さ」を遮断。衣服の中を快適に保つことができるといいます。
ワークマン 土屋哲雄 専務取締役
「気象がこれだけ激しくなると、機能性が第一になっていくのではないか」
「異常気象」を商機につなげる動きがある一方、長引く暑さに翻弄される人もいます。
東京・葛飾区にある、おでん店。店主は例年との違いに困惑を隠せません。
おでん種 大国屋 萩谷繁雄さん
「普通は8月のこの時期になると、少し2~3℃下がって、店が忙しい」
例年、お盆明けから気温に寒暖差が出るため売れ行きが伸びるはずのおでん。ただ、今年は思うように売れません。
おでん種 大国屋 萩谷繁雄さん
「明日38℃になるってなったら、どれぐらいのすり身を作ったらいいか。仕事(作業)以上にそういうのが辛い」
この日の店先の気温は37.1℃。客もまばらでした。
長引く猛暑の中で何とか売り上げを確保しようと、おでん以外にも夏限定でかき氷も販売しています。
おでん種 大国屋 萩谷繁雄さん
「35℃を超えないでほしい。適応していくしかない」
暑さに翻弄される現場はここにも。例年、この時期は目立つ場所にある虫よけグッズ。需要が少ないため、フロアの奥にありました。蚊は30℃を超えると活動が鈍くなるとされ、いわば“夏バテ”状態。今後、虫よけ商品のピークは秋になると予想します。
ビックカメラ有楽町店 竹下広太朗さん
「今年のピークはもう少し涼しくなった9月、10月あたりかなと思っております」
異常気象で変わる売れ筋や時期。ビジネスにも変革が求められています。
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