8月31日に投開票が行われた宮城県大郷町の町長選挙で、現職を破り初当選を果たした石川良彦氏に9月1日、当選証書が手渡されました。
前大郷町議会議長の石川氏は、町内の農地にサッカー場や宿泊施設を整備するスマートスポーツパーク構想について、見直しを視野に入れ再検討を進める考えを示しました。
大郷町長に初当選した石川良彦氏(73):
「サッカー場12面が本当に事業が可能なのかなど含め、採算性や実現性などオープンな形で事業の内容をお互い理解しながら進めていくべき」

任期満了に伴う大郷町長選は31日に投票が行われ、即日開票の結果、新人の石川氏が2541票を獲得し初当選しました。スマートスポーツパーク構想の推進を掲げた現職の田中學氏はおよそ500票差で敗れました。

田中學氏:
「新しいスポーツ産業との共存を図ることで、本町の課題解決にしっかり結び付けていこうという考えだったが、私の政策に理解が得られなかったことは私の至らない部分」

大郷町民:
「町がひらけるように進んでもらいたい。どの位のニーズがあるのかも詳しくいろいろな所から多方面から情報を集めるのがいいと思う」

大郷町民:
「(構想については)また一から議論してもらえるといい。ほかにもいろいろあると思うので、固執せずいろいろな可能性をみてほしい」

石川氏の任期は9月7日から4年間で、8日に初登庁するということです。