勤務中に女子生徒の腕にキスをするなどのセクハラ行為をしたとし、宮城県は県立高校に勤務する男性教員を1日付けで懲戒免職処分としました。

懲戒免職処分を受けたのは県立高校に勤務する59歳の男性教員です。
県教育委員会によりますと、男性教員は今年7月9日の勤務中、学校内で女子生徒と会話をしていた際、右腕にキスをしたほか屋外で同じ生徒の服の中に手を入れ背中や脇を触ったということです。翌日この生徒から学校に相談があり被害が発覚しました。
男性教員は県教委の聞き取りに対し「被害生徒との会話の過程で行ってしまった。取り返しのつかない行為をした」などと話しているということです。
県は1日付けでこの男性教員を懲戒免職処分とし、管理監督責任を怠ったとして、この学校の校長と教頭を訓告や文書厳重注意の処分としました。
佐藤靖彦教育長は「教員の生徒に対するセクハラ行為についてはこれまで何度も指導してきたなか、このような行為があったことは極めて遺憾であり、さらに指導の徹底を図る」とコメントしています。