関東大震災から102年となるきょう、都内では犠牲者を追悼する式典が営まれました。

1923年の関東大震災で亡くなったおよそ5万8000人の遺骨が納められている東京・墨田区の「東京都慰霊堂」では、午前10時から法要が営まれました。

秋篠宮ご夫妻が出席されたほか、遺族の代表らおよそ190人が参列しました。

祖父を亡くした男性
「おふくろは10歳で助かって、祖父は42歳で亡くなった。(震災の話は母から)何度も聞いてる、もうすごかったって。まさに阿鼻叫喚、この世のものじゃないような」

母の姉を亡くした女性 
「母の姉が19歳で亡くなった。そのころ看護師を目指してた」

一方、慰霊堂のすぐ隣では、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマにより虐殺された朝鮮人の犠牲者を追悼する式典も行われています。

この式典には、歴代の都知事が追悼文を寄せていましたが、小池知事は9年連続で追悼文の送付を見送っています。