宮城会長
「上弾いて六弾いて会弾いてそこで初めて離す、これが正確なやり方。これは県内でもほとんどやられてない、だからブラジルで三線をみんなと弾いたら、これはこういう弾き方ですよと教えてほしい」

クリスチャンさん
「小さい違うところですけど、意味はとても重要だ大切なものだ」

宮城会長
「まったくウチナーンチュの血を引いていない彼が一生懸命で、三線が好きウチナーが好き勉強がしたいまた教えたい。そういう意気込みがあるということは大変いいことではあるし人に教えるということは自分も苦労する覚悟のうえでやるはずだから」
「ましてや海外に住んでウチナーンチュがいないところで指導するということは、大変勉強しながらいいことだと思うんですよね」

地元カンポグランデでは三線の担い手が高齢化し、クリスチャンさんは独学で練習しています。

クリスチャンさん
「ブラジルで間違った弾き方と歌い方は分からないですから、宮城先生の話は大切です感謝の気持ちです嬉しいです。琉球の文化も勉強する必要がある 死ぬまで止まらない終わらないです」

この日は沖縄戦の歴史を知るために糸満市摩文仁の平和の礎を訪れましたここに来る前、写真や本などで学んだ歴史ですが実際に目の当たりにすると

クリスチャンさん
「ここに来た時にこの多くの名前を見た時にこんなに影響を受けるとは思いませんでした。この戦争は沖縄のせいじゃない、これを見たらショックだ」

およそ一か月の滞在で感じたことは歌と言葉は時代が変わっても人々の心を繋いでいくということ、そしてそれを伝えていく人達がいるということです

クリスチャンさん
「琉歌と歌の歌詞にクガニ(黄金)の言葉がある。子供たちのためにこの歌を伝えたいこの意味も伝えたい。大切な大切なものです」

地球の裏側からやってきた一人の青年がウチナーンチュの心をこれからも伝えていきます