「爆発音がした」。29日朝、富山市の炭素製品メーカー「日本カーボン」の富山工場で火事がありました。火元とみられる電気炉は高温で、水をかけると爆発する恐れがあるということで、鎮火まで1週間程度かかる見込みです。
午前7時16分ごろ、チューリップテレビの情報カメラが撮影した映像です。上空に向かって火柱が立ち上がり、激しく燃えているのが分かります。

住民「すごい音だった。ボーンだな。2、3回ほど。何か爆発したんだろうな」
消防などによりますと、29日午前7時すぎ、富山市高内の日本カーボンの富山工場で、近くに住む人から「煙が上がっていて爆発音がする」と消防に通報がありました。

火の勢いは徐々に収まっていますが、11時間経った現在も鎮火に至っていません。
住民「心配ですよね。火の粉でも飛んできてねそれに火がついていて飛び火したら木造だから一発だしね」
日本カーボンによりますと、工場では工業用の電極などを製造していて、この電極を製造する炉から火が出たということです。
出火当時、工場内には97人の従業員がいましたが、安全な場所に避難し、けが人はいませんでした。

電気炉の温度は非常に高く、水をかけると爆発する恐れがあることから鎮火には1週間程度かかる見込みですが、延焼するおそれはないということで消防などは自然に鎮火するのを待つ方針です。















