奥州平泉の栄華を築いた藤原三代の初代、藤原清衡が歴史の表舞台に登場するきっかけとなった「後三年合戦」の様子を記した「後三年合戦絵巻」をテーマとした企画展が岩手県平泉町で行われています。

この企画展は2026年に中尊寺が落慶法要を行ってから900年を迎えることから、それに先立ち、藤原清衡がなぜ中尊寺を作るに至ったのか思いを馳せてみようと行われているものです。

後三年合戦とは、源義家が出羽の豪族清原氏一族内の争いに乗じて、清原武衡や清原家衡らと戦い、滅ぼした戦いです。「後三年合戦絵巻」には清原武衡、家衡らと源の義家らが激しく戦う場面が描かれています。

中にはかなり残酷なシーンも登場します。