福岡県飯塚市の介護施設が160万円近くの介護報酬を不正に請求していたなどとして、県の指定を取り消されました。

同じ法人が運営する飯塚市の老人ホームでは、虐待が繰り返されていたということです。

福岡県から指定取り消しの処分を受けたのは、飯塚市の白鳳会が運営する介護施設、「デイサービス百舞」です。

県によりますと、デイサービス百舞は少なくとも今年2月以降、介護報酬の水増し請求などを行い、160万円近くを不正に受け取っていました。

さらに福岡県の監査に対して業務日誌を偽造して提出したり、嘘の説明をしたりしたということです。

また、白鳳会が運営する飯塚市の有料老人ホーム「舞鶴」では、職員が利用者に暴力を振るったり、病気やけがでも病院を受診させないなどの虐待が複数回確認されました。

福岡県の会見

その後も虐待を防ぐための十分な措置が講じられなかったとして、県が29日改善命令を出しました。