イランの核開発をめぐりイギリス、フランス、ドイツの3か国が制裁を復活させる手続きを開始したことについて、林官房長官は「非常に残念だ」と話した上で、外交的努力を続ける考えを示しました。

イランの核開発をめぐりイギリス、フランス、ドイツの3か国は国連の安全保障理事会に対し、イランが核合意に違反していると通知し、制裁を復活させる手続きを開始しました。

日本はイランと伝統的な友好関係を築いてきましたが、こうした事態に至ったことについて林官房長官は29日、「非常に残念だ」と話しました。

林官房長官
「イランによる核兵器開発は決して許されないという立場から、イランに対する働きかけを含め外交努力を継続してまいりましたが、今般このような事態に至ったことは、我が国として非常に残念であります」

林官房長官は、イランの核開発をめぐり「対話を通じた解決が重要であるという日本の立場は不変だ」と強調しました。その上で、引き続き国際社会と連携しながら、あらゆる外交的努力を続ける考えを示しました。