新居浜太鼓祭りの期間中、市内を練り歩く太鼓台の位置情報をリアルタイムで確認できるアプリを新居浜高専の学生らが、開発しました。

新居浜太鼓祭りでは、太鼓台の運行の際、狭いエリアに複数が集中することで交通渋滞が発生したり、太鼓台がどこにいるのかわからなくなったりして、リアルタイムで位置の把握が出来ないことが課題となっていました。

そのため新居浜高専では、3年前から卒業研究として位置情報を知らせるアプリの開発に取り組んでいて、27日は、中萩地区の7台の太鼓台関係者にアプリの実証実験の協力を呼びかける説明会を開きました。

このアプリは地元ケーブルテレビのこども見守りサービスを活用し、太鼓台に設置した小型の無線機から発信された位置情報をスマートフォンなどで見ることができます。

(新居浜高専電気情報工学科5年 山田晴斗さん)
「このアプリが祭りの盛り上げに貢献できたらうれしいと思います」

一方、太鼓台の関係者も…。

(中萩太鼓台運営委員会 伊藤慶之会長)
「アプリを利用することによって自分の好きな太鼓台がどこにいるか分かるというほんとに素晴らしいもんを作って頂いたということで非常に感謝しております」

新居浜高専では今後、太鼓台の関係者から希望があれば、説明会を開き祭りの盛り上げに貢献したい考えです。