「月見商戦」が盛り上がる背景には"日本人の傾向”がある?
出水キャスター:
来週から9月になります。この時期は“お月見商戦”が熱いです。
お月見グルメといえば「ハンバーガー」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

本場アメリカのバーガーが楽しめる「ウェンディーズ・ファーストキッチン」では、「月見もっち™バーガー(950円)」を販売しています。卵はもちろん、もちもちの丸餅がダブルで挟んであります。
ウェンディーズ・ジャパン広報の菊池愛稀沙さんによると、「店内で揚げ餅にしたお餅を照り焼きソースと絡めて、和のテイストに仕立てている」とのこと。

国内外で90店舗以上を展開する「名代 宇名とと」では、山盛りのうな丼の上に半熟卵が乗った「月見テラドォォォォォン(1400円)」を販売しています。
※夏季は店内のみ、取り扱いのない店舗あり
名代 宇名とと 北千住店の清洋人エリアマネージャーは、「秋の風物詩の月見にちなんで、新たな楽しみ方をご提案できるように開発しました」と話していました。

「月見商戦」なぜ活況なのか。このような理由が挙げられます。
▼卵は物価高でも、ある程度“価格の優等生”である
▼「食欲の秋」でもあり、秋は食欲が増すイメージがある
▼和・洋・中と様々な料理に“万能に使える”
他にも、経済評論家の加谷珪一さんによりますと、「日本人の卵の需要が多いのは、国旗(日の丸)や盆踊りなど、丸いものを好む傾向も関係しているのでは」ということです。

さらに、卵を年間42億個も使っている、キユーピーの髙宮満社長は「卵は黄色と白の鮮やかな色合いを持っている。盛り付けや色彩で食を楽しむ日本人の感性が、卵メニューの豊富さを作り上げた」のではないかと分析しています。

井上貴博キャスター:
日本では卵を生で食べられることが、消費量が多い理由として大きいのではないでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
卵かけご飯なんか海外では考えられないですもんね。














