世界バレーでメダルの鍵を握る佐藤と和田の共通の武器『サーブ』に迫る

そして2人には共通の武器がある。それが、それぞれ持ち味が違う『サーブ』。和田のサーブは平均速度95キロ(日本チームトップ)と威力抜群のジャンプサーブ。

高橋さん:
あれだけ威力のあるジャンプサーブのポイントはどこにあるんでしょう

和田選手:
一番は高い打点から振り下ろせるところ。あとはスピードが出るところが特徴かなと思います。

佐藤選手:
日本人で一番スピードがあるかなって。


一方、佐藤のサーブは一見、力強いジャンプサーブに見えるが注目すべきは、その球筋。無回転サーブのように、ボールが揺れている。スピードと予測不能な変化を併せ持つ、その名も『ハイブリッドサーブ』。

佐藤選手:
相手の胸元に伸びてくる、でも回転がかかっているのでエンドラインに最後、落ちるサーブ。

高橋さん:
伸びてくるからアウトかなって思わせて“ストン”って落ちちゃう。

佐藤選手:
はい。っていう感じかなと思います。

高橋さん:
惑わせるサーブですね

和田選手:
一番とりにくいんじゃないかなと思います。

高橋さん:
この世界バレーで目指すところはどんなところでしょうか?

佐藤選手:
簡単には勝てない大会だなと思うので、自分たちもその意地を出していきたいですし、チームとしてメダルを取りたいなと。

和田選手:
日本のバレーボールの強さを証明できる。どれだけ今まで良いバレーボールをしていても最後は結果だと思うので、やっぱり勝つことでメダルをとることで日本の世界でのバレーボールの強さっていうのを証明できることかなと思います。

23歳コンビが異なる魅力と武器で、15年ぶりのメダルへ導く。