かつて世界ランク60位の元プロテニス選手が高知を訪れています。ジュニア選手にレッスンを行いました。
高知を初めて訪れたのは、2024年現役を引退した三重県出身の元プロテニス選手、伊藤竜馬(いとう・たつま)さんです。伊藤さんは現役時代、テニス4大大会と呼ばれる全豪・全仏・全英・全米オープンの全てに出場。引退後は指導者・解説者として活躍しています。

坂本龍馬が名前の由来の伊藤竜馬(たつま)さん、午前中は高知市の桑名市長を訪れました。
◆高知市桑名龍吾市長
「頑張ってください」
◆伊藤竜馬さん
「ありがとうございます」
◆高知市桑名龍吾市長
「やっぱりがっちりしていますね。手も厚いし」

今回の来高の目的は、県内の小・中学生や高校生へのテニスレッスンです。伊藤さんがボールを打つと空気を切る音が聞こえるほどです。

また、参加者はショットを打つときの体重移動などを、伊藤さんに直接指導してもらういました。
◆高校生
「最近バック(ショット)に悩んでいたんですけど、結構しっくりしたアドバイスをくれて、急に良くなりました」
◆高校生
「世界で戦ってきた人は、ボールの伸びや重みが違うなと思いました」

レッスンが進むにつれて参加者もどんどん積極的に。
◆中学生
「バック(ショット)が振れていないので見てもらいたいです」
◆伊藤竜馬さん
「右足を大きく踏み込んで。そう、今の良いよ。そう、大きくアウトを打っているように、そう」
◆中学生
「振りやすくなって良いボールを打てたと思います。すごく貴重な機会なのでしっかり話を聞いてそれをものにできるように頑張りたいです」
◆伊藤竜馬さん
「この暑さの中でもジュニアの方たちはすごく頑張って、1球でも多く気持ちを込めて打てているのでこちらも力が入ります。ただ打つだけではなくて、自分がどういうショットを打ちたいかを確認しながら教えています」

高知は四国の中でも競技人口が少ないということですが、伊藤さんは厳しい競技環境でも世界にたどり着けると参加者を励ましました。














