秋の行楽シーズンを前に、岡山県内の交通渋滞を緩和するための会議が岡山市北区で開かれました。

会議は、国土交通省中国地方整備局や岡山県などで作る道路交通渋滞対策部会が毎年開いているもので、約20人が参加しました。はじめに事務局から岡山県内の主要渋滞箇所が65あることが紹介されました。

このあと、渋滞箇所の一つ、岡山市中区の古京交差点について、今年3月、片側一車線の道路に右折レーンを新設したものの現在も渋滞の解消には至っていないことなどが説明されました。参加者は今後も効果的なハード対策を検討するとともに、県民に対して公共交通を利用するよう呼び掛ける必要性を確認しました。

(岡山県道路交通渋滞対策部会 樋口恒一郎会長(岡山国道事務所所長))
「観光振興や地域の活性化のためには、渋滞対策はすごく大事なツールですので、関係者のみなさんと議論してよりよい対策をしていきたい」

今年度は岡山市北区の庭瀬交差点で新たに右折レーンを設ける工事が行われる予定で、部会で来年効果を検証することにしています。