行方がわからなくなっていた高齢女性を保護したとして、富山市の夫婦に警察から感謝状が贈られました。決め手は富山県警が配信する「安全情報ネット」でした。
富山南警察署の渡部高史署長から感謝状を贈られたのは、富山市内に住む馬渡亜希子さん(44)と馬渡俊樹さん(44)です。
11月5日、富山市内の自宅付近で高齢女性に話しかけられた馬渡亜希子さん。
馬渡亜希子さん:
「家の前で掃除などで行き来していたら、高齢者の方が話しかけてくださって…」
世間話程度でしたが、家に帰ってメールを確認すると、警察が配信する「安心情報ネット」から行方不明者の情報があり、その高齢女性と特徴が一致。
馬渡亜希子さん:
「ピンクの上着を着てらっしゃったのでわかりやすい服装だったのでメールで確認できました」
馬渡さんは夫の俊樹さんと協力して警察に通報したうえで女性を保護、無事に警察官へ引き渡すことができたということです。
馬渡亜希子さん:
「話しかけてくださらなかったら気づかなかったかもしれなかったので、発見できたことはうれしかったです」
高齢女性の発見に結びついたのは、富山県警が2015年から始めた「安全情報ネット」。
行方不明者の情報のほかクマの目撃情報や交通事故の発生など、県民の安全安心に関わる様々な情報をメールで配信しています。
富山南警察署 生活安全課 猪俣智浩 課長:
「警察から犯罪の情報等を流すことによって多くの犯罪被害を防げたり、人の命を救うことができると思っております。より多くの県民の方に入っていただきたいと思っております」
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