多くの帰宅困難者への備え “約35万人が働くエリア”

この灰は私たちの生活にどのような影響を与えるのでしょうか。
屋根に30cm以上の灰が積もった木造家屋。雨が降ると、その重みで倒壊する恐れがあります。
車は、2輪駆動の場合、10cm以上の降灰で走行不能に。
雨の場合はぬかるむため、3cmでも動けなくなります。その結果、物資の配送が滞り、生活必需品の入手が難しくなります。
さらに、鉄道の運休や道路の渋滞により、多くの帰宅困難者が発生すると予想されているのです。
こうした自然災害に、どのような備えが必要なのでしょうか。
東京・丸の内のオフィスビルでは…

三菱地所 丸の内運営事業部 大庭敏夫さん
「帰宅困難者ですので、体調を崩した方のマットや毛布、ブルーシート、あとは飲料水、食料がメインになる」
帰宅困難者に備え、物資を備蓄。さらに…

三菱地所 丸の内運営事業部 大庭敏夫さん
「このようなフィルターに灰が積もってしまうと、空調の機能が阻害されてしまうので、詰まったフィルターを交換するような備品を数多く抱えているということになる」
三菱地所によると、丸の内エリアでは約35万人が働いていて、多くの人に影響が及ぶ可能性があるということです。














