「溶岩の流れに対し直交方向に遠ざかるよう逃げるのがポイント」見極めが重要
住民(70代)
「車を使って逃げる形になると思うので、やっぱり車ですかね。逃げる時にどうしても渋滞が大発生する。溶岩の流れには敵わないと思うので、それちょっと怖いです」

渋滞を防ぐため、協議会では溶岩流などがすぐ到達せず、避難に余裕がある地域では、徒歩や自転車などでの避難を原則としています。
専門家によると、溶岩が流れるスピードは遅く、的確に避難できれば巻き込まれることはないといいます。

山梨県富士山科学研究所 吉本充宏 研究部長
「(溶岩が)向かってくる場合は、流れの方向を見極めて、ゆっくり流れてくるので十分見極められると思う。流れに対して直交方向に遠ざかるように逃げるのが一つのポイント」

また、火口ができる場所や風向きにより被害エリアが異なるため、見極めが重要だといいます。
山梨県富士山科学研究所 吉本充宏 研究部長
「どの場所にいて、どのハザードの影響下にあるかというのを見極めて、どのタイミングで逃げるのかは、個々に理解しなくてはいけないので、そういった普及・啓発を進めるのが重要だと思う」
真山さん「能登半島では、地震訓練がすごく活きている」
小川彩佳キャスター:
「富士山が噴火したら」というのは、なかなか想像がおよびにくいところがありますが、こうした映像を見ると、イメージは広がるのかなと思います。

小説家 真山仁さん:
「本当かな」「嘘でしょう」「怖いな」と思ってしまいますが、やはり最近の災害を見ていると、想定外がたくさん起きていますよね。
能登半島の被災者に取材しているのですが、地震が起きた時の訓練をきちんとやっていて、それが本当の災害の時に、すごく活きているんですよね。
そういう意味で、警鐘を鳴らしてシミュレーションを作ることはすごいいいことで、起きないかもしれませんが、時々こういう警鐘を鳴らすことは、いいことかなと考えるべきだと思います。
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<プロフィール>
真山仁さん
小説家 2004年「ハゲタカ」でデビュー
最新著書に「アラート」














