政府は、富士山が大規模噴火した場合のシミュレーション動画を初めて公開しました。東京・新宿は一帯がグレーの街と化しています。噴火した際に甚大な被害をもたらすのが火山灰。都心に降り積もった場合、どんな被害が起きるのでしょうか。

“色彩を失った新宿” 2日後には火山灰が厚さ5cm以上に

もし、富士山が噴火したら···

8月26日、内閣府がシミュレーション動画を公開しました。

日本に111ある活火山の最高峰・富士山は、最後に噴火してから300年以上経っていて、いつ噴火してもおかしくない状況といわれています。

噴石に溶岩など、甚大な被害が予想されていますが、広い範囲で影響を与えるのが「火山灰」です。

富士山から約100km離れた東京・新宿でも、火山灰が降ると想定されています。

シミュレーションで灰に覆われた新宿は、色彩を失った街になります。

噴火から2日後には厚さ5cm以上に達し、雨が降ると泥のようになり、ぬかるむこともあるといいます。

都内在住 大学1年生
「火山灰自体イメージがなさすぎて、未知のものすぎてよくわかんない」

さいたま市在住 24歳
「火山灰がくるからといって、どういうことが起きるのか、具体的な影響っていうのがあまり見えないというか」