不登校になった途端、「負けてしまった」と・・・

中井健翔さん(20)
「学校でいじめにあっている時は、まだ闘っている認識があった。『いじめと闘っているから僕は大丈夫。負けてない』と思っていたんですけど、不登校になった途端に『自分は負けてしまった』とか『ダメだこの先どうやって生きていこう』と思ったんです」

自信を失い、部屋にこもりっきりになった中井さん。

学校、そして教師のことも嫌いになり、中学校へも行かないという選択をしました。

しかし、14歳のときクラウドファンディングで資金を集め、子どもたちが交流するイベントを開催。

そして、通信制の高校、さらに大学へ進学するために勉強に打ち込むようになりました。

前を向くきっかけを作ってくれたのは母親でした。

”学校だけが全てじゃない”という気づきが転機に

中井健翔さん(20)
「僕の母親が交流会であったり、大学の先生であったり、いろんな人に会わせてくれた時に、学校だけがすべてじゃないというか、一歩外に出れば認めてくれる先生とかもいるってことに気づけて。それがすごくよかったですね」

これまでのコミュニティーとは別の「新しい出会い」が、”転機”になったのです。