山形県鶴岡市の児童たちがきょう、地元の伝統野菜、温海かぶについて勉強し種まきにも挑戦しました。

天魄山のふもとにある温和の森で行われたこの取り組みは、温海小学校の3年生を対象に地域の営みを学び、農林水産業への関心を高めようと毎年行われています。

「温海かぶは約400年以上前江戸時代から温海地域で作られていることが分かっています」

児童たちは、まず温海かぶの歴史や栽培方法について学びます。

温海かぶは杉の葉を燃料に畑を燃やし、その灰を肥料にする焼畑農法で育てます。
こうすることで、土の中の殺菌を一緒に行うことが出来るんだそうです。

学びを深めた後は、いよいよ種まきです。

「おおきくなーれ!」

畑に種をまき、道具を使って土の中に埋めていきます。大きく成長するように児童たちは丁寧に気持ちを込めて作業していました。

児童「暑い日でも寒い日でも、温海かぶは育つんだなと初めて知った。大きくなって欲しい気持ちでまいた。(収穫が)楽しみです。かぶ漬けとかにして食べたい」

児童「種をまくところが楽しかった。温海かぶを収穫するまでの基準や森の働きを学びました。早く大きくなってねという気持ちで植えた」

きょう植えられた温海かぶは11月頃に収穫される予定だというです。