送り盆の朝 船に供え物を載せ海へ

盆船流しの当日。藁でつくった船に供え物を載せます。

「これは自然界から採った御棚物(お供え物)です。」

団子はお釈迦様へのお土産、お箸はご先祖様の数だけ入れます。

そして、海へ。しかし、盆船は流さず海水に浸すだけです。

吾妻さん:「家族の健康保持をお願いしながら無病息災をご先祖様にお願いをした、今年のお盆です。盆舟流しは私の小さい頃から様変わりをした。環境問題に配慮しながら海との関わり合い長く継続していく。地域のお祭りを含めて出来る限りのことは残していきたい。」

時代にあわせて形を変えた盆船流し。

これからも地域の人々は生活の場である海を守り
伝統を次の世代に継承していきます。