飯田市の広告宣伝業「飯田スタジオ」は、8月25日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、飯田スタジオは、1979年4月の創業で、屋外看板などの制作や商業印刷、ホームページ作成などを手掛け、2013年5月期には年間収入高がおよそ1億600万円を計上していました。

しかし、ペーパーレス化の流れや人口減少に伴うマーケットの縮小などの影響で受注が低迷し、2024年6月期の年間収入高はおよそ5000万円に留まっていました。

看板の作成や設置などの外注コストの負担が重かったため収益性も乏しく、資金繰りがひっ迫したことに加え、2025年8月に前代表が亡くなり、先行きの見通しが立たないことから、事業の継続を断念しました。

負債は調査中であるものの、7000万円を上回るとみられています。