埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて国土交通省は、上下水道の老朽化対策を推進する方針を固めました。大型の下水道管の複線化の費用などを一部、国が負担する新たな制度を創設する方針です。

今年1月、埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故では、下水道管の老朽化による破損が原因となった可能性が高いと指摘されています。

事故を受けて、国交省は来年度の概算要求で、老朽化対策などの費用として、およそ464億円を盛り込みました。

陥没事故などで破損すると市民生活に影響が大きい大型の下水道管の複線化や、下水道管の更新にかかる自治体の費用の半分を国が補助する制度を新たに創設する方針です。

また、一部の上水道管についても、複線化や更新費用の3分の1を補助することを目指しているということです。