「この子のママになるために私は生まれてきたんだな」

生徒たちに呼びかける大上かおりさん

大上かおりさん
「この子のママになるために私は生まれてきたんだな。私が生まれたこと、それ、そのこと自体に感謝の気持ちが初めて芽生えました。それまで自分は生まれてきたことに感謝ってしたことが、正直なかったというか、考えたことね、なかったかなと思います」
「だけど出産を通して自分自身が生まれてきたことに感謝したり、喜びがね、溢れてきました。感謝ってこういう溢れる気持ちのことなんだなって知ったことも出産、命の誕生を通して教えてもらったことです」
「誕生日ってプレゼントをもらう日じゃないな。みんなプレゼントもらいますか?
誕生日にプレゼントもらってる人いますか?」
「あ、もらっているね」
「私の家はね、誕生日にプレゼントあげたことないんですよ、そういうわけで。
これはプレゼントあげる日じゃないなとちょっと、子供の日にあげるようにしてた。誕生日はプレゼントもらう日じゃないから、これお母さんにありがとうを言う日なんだなって感じました」
「愛おしいって、ここ、ここ(胸の部分)からね溢れ出てくる。くすぐったくて、抱きしめたくって、ほうずりしたくって、ずっと赤ちゃん見ていたいなって。そんな気持ちなんだなって知りました」
「赤ちゃんってすごいな。命が教えてくれることってすごいな。命の尊さを深く深く感じました。お母さんになるって、こういうことなんだ」
「高校卒業して約10年後、みんな想像してください。今から10年後です」