【北日本は大雨と強風に警戒】

上空5800メートル付近では、マイナス9℃以下の寒気を伴う気圧の谷に対応して、低気圧が黄海付近を東北東に進み、前線が日本海にのびています。

25日夜までに、この気圧の谷に対応して、前線上の日本海に低気圧が新たに発生して東北東に進み、温暖前線が26日は北海道地方を通過する見込みです。

予想天気図（26日午後9時 気象庁）

27日は高度5700メートル付近でマイナス12℃以下の寒気を伴う気圧の谷が北海道付近を通過し、地上の低気圧は宗谷海峡付近を通って千島近海へ進んで閉塞し、寒冷前線が北日本から西日本を南下する予想です。

低気圧や前線に向かう下層の暖かく湿った空気と上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所があります。

低気圧や前線の周辺では、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所があります。北日本では26日から27日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒、西日本から東日本では27日は注意・警戒し、落雷や突風、ひょうが降る、局地的には竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

北日本では26日から27日は、強風や高波にも注意が必要です。