『江戸時代以降噴火していない富士山が、もし今噴火したら・・・』
東京都が生成AIによる動画を公開しました。

交通・ライフライン・健康 「降灰」による影響

8月22日、東京都が「富士山降灰 特設サイト」を公開しました。
動画では、噴火による降灰で起こりうる様々な事態を紹介しています。

≪交通インフラへの影響≫
▼道路⇒速度が低迷、渋滞が発生
▼鉄道・飛行機⇒微量の火山灰で公共交通機関が使えなくなる可能性
▼交通網の麻痺⇒帰宅難民や物流が止まる可能性

≪ライフラインへの影響≫
・電線や携帯電話の基地局のアンテナなどに灰が付着した状態で雨が降ると、停電や通信障害の可能性
・上水道の水質悪化、下水道がつまったり、逆流するおそれ

≪身体への影響≫
・目⇒ゴロゴロしたり、痛みやかゆみなど
・鼻や喉の呼吸器系⇒痛みや咳、ゼイゼイとした息苦しい呼吸

約300年前 富士山噴火時には・・・

1707年(宝永4年)12月に富士山の大規模噴火がありました。
気象庁HPによると、噴火活動は16日間続き、噴煙高度は十数キロ上空に到達。火山灰は関東平野を越えて海にまで達しました。

≪積もった灰の高さ≫
▼火口から10キロ離れた静岡県小山町⇒300センチ
▼火口から50キロ離れた神奈川県伊勢原市⇒30センチ
▼火口から120キロ離れた千葉県市原市⇒8センチ

火山灰は粒子がとても小さく硬く尖っている上、除去しない限りなくならないという厄介な特徴があります。

恵俊彰:
僕は鹿児島県で育ったんですけども、夏は桜島がよく噴火して火山灰が降ってきました。灰を集める袋が支給されていて、自分たちで集めて出してましたからね。
車などは手でやったら大変な傷がつきますよ。砂に見えちゃうからついついやっちゃうんだけど。