岩手県内の7月のクマの目撃件数は1000件あまりとなり、2024年の同じ月のほぼ倍に増えています。

県によりますと、県内で先月報告されたクマの目撃件数は1024件で2025年度で最も多く、2024年の同じ月を470件上回りました。
目撃件数が1000件を超すのは2023年の10月以来となります。

7月は人身被害が2件発生していて、北上市和賀町で80代の女性が亡くなった他、奥州市江刺稲瀬で農作業中の70代の女性がけがをしました。

県は山にえさが少なくなる夏の間はクマが人里に出没する傾向が高いとして、山へ入る場合は複数での行動や人里ではクマのえさになるようなものを外に置かず、管理を徹底するよう呼びかけています。