三浦さん「売りは、やはりこちらですね。セグウェイを揃えています」
そう。導入したのは、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」など、次世代の乗り物です。このセグウェイを体験できる施設は熊本県内でも数少なく、ここに来れば、いつでも気軽に楽しめます。
三浦さん「こちらのキャンプ場の管理をするにあたりまして、龍ヶ岳町、上天草市を盛り上げようと思いました。その時に天草で他がやってないことをしようと、セグウェイを導入しました。天草ではうちしかないと思う」

実際に、セグウェイ導入後は県内外からの観光客も増えているそうで、こうした独自の取り組みが山頂自然公園に人を呼び込み、地域活性化へとつながっています。
三浦さん「管理者が私たちに代わって、売り上げや来場者は2倍以上になっている」
日本一の星空を堪能
この公園にある町の貴重な観光資源、ミューイ天文台。館内は、壁に描かれた星座や惑星がブラックライトで浮かび上がる幻想的な雰囲気の展示や、プラネタリウムもあります。
こうした施設を活用することで、今まで気付かなかった価値が、隠れていたことがわかってきました。
外では、小型の望遠鏡を使った天体観測も行われています。龍ヶ岳町は過去に、環境省から「星空日本一」に選ばれたこともあり、大自然に囲まれながら、その美しい星空を眺められることも公園の魅力を発信する大きなアピールポイントになりました。

ミューイ天文台担当者 北本淳揮さん「一人でも多くの方に見てもらって、この美しさを分かち合いたいですね」
まだまだある「山と海」の絶景
観光客を魅了するのは、星空だけではありません。ミューイ天文台から、歩いてすぐの場所にある展望台からは、天草諸島や八代海が一望できる大パノラマが広がっています。

三浦さん「ここから見ることができる天草の山とか海を見て、もっと自然や環境を守っていこうという意識につなげていってほしいですね」
ほかにも、カップルにおすすめ、ハート型のくぼみがある巨岩のパワースポットなど、様々なターゲットに響く潜在力がまだまだある龍ヶ岳山頂自然公園。三浦さんは、こうした町の観光資源を掘り起こし、活気ある場所を目指します。
三浦さん「天草といえば海や釣りをイメージされる方が多いと思いますが、山頂にも、キャンプ場や天文台があり楽しめますので、大勢きてください、待っています」