サクサクの衣が外国人観光客のみなさんにウケているようです。拡大するとんかつ市場、今、大手チェーン店も続々参入しています。

日本の国技・相撲を楽しめると人気のお店。連日、外国人観光客で満席だといいます。そのお店で皆さんが食べていたのが…

ニュージーランドから
「I love TONKATSU」
ドイツから
「とんかつ、サクサクです」
オーストラリアから
「オーストラリアでは今、カツカレーが人気なんだ」

こちらのお店では、相撲を見ながらとんかつとちゃんこのセットが楽しめるんです。

横綱とんかつどすこい田中 元力士 佐久間貴之さん
「日本食の中でもとんかつは(人気の)上位に入っていますし、お相撲さんがゲンをかついで“勝つ(カツ)”ということで、とんかつを出しています」

先月、日本を訪れた外国人旅行者数は343万人を超え、7月では過去最多に。そんな彼らを今、虜にしているとんかつ!その市場は現在、およそ2000億円にも上り、今後も拡大するということで、チェーン店も今、続々参入しているんです。

牛丼チェーン「松屋」を展開する松屋フーズが手がける「松のや」は今年4月に500店を超え、とんかつ店舗数で国内トップに。

「焼肉きんぐ」などを運営する企業も今年2月、とんかつ市場に参入。もちろんお肉は高品質!生パン粉を使用し、サクサク食感のとんかつが楽しめるんです。

さらに、今年3月、あの「串カツ田中」も東京・五反田にとんかつ店をオープン。豚肉と相性の良いパン粉で、じっくりジューシーに揚げられたおよそ3センチの厚切りとんかつが名物です。

また、人気のしめの食べ方は定食についてくる具材を使ってアレンジするそうで…パクチーにとんかつ、その上に温玉を乗せ、最後に、にんにくダレをかけたかつ丼スタイルです。そのお味は?

「アリだと思います」
「パクチーをこういうものに入れたことないけど、むちゃくちゃ合っていますね」

オープン以来、客足は好調だそうですが、「串カツ」のお店がなぜ「とんかつ市場」に参入したんですか?

串カツ田中ホールディングス取締役 織田辰矢さん
「得意な揚げ物であることと、まだまだ伸びしろがあり、インバウンドのお客様にも評価されていると聞いたので『とんかつ』にチャレンジしてみようと」

ゆくゆくは海外進出も視野にいれているそう。

ドイツから
「おいしかったです。サクサクで。肉の厚みやパン粉もドイツと全然ちがう」

もはや世界の“TONKATSU”。今後、ますます広まっていきそうです。