自民党の総裁選前倒しの議論をめぐり、党の選挙管理委員会が実施を求めた議員の氏名の公表を検討していることがわかりました。石破総理の進退をめぐって党内での神経戦が続いています。

きょうもアフリカ各国の首脳らと会談を重ねた石破総理。

石破総理
「ここの横浜に日本で唯一、オカピがおります。どう見てもシマウマなんですけどね、だけどキリンなんですよね」

会談相手の国に生息する動物に触れた挨拶では、笑いを誘う場面もありました。

着々と公務をこなす一方、自民党では“総裁選の前倒し”をめぐる議論が本格化しています。

おととい、初会合が開かれた党の選挙管理委員会。出席者などによりますと、前倒しに賛成するかを確認する際、▼書面の提出を求めるほか、▼氏名を公表する方向で検討が進められていることが分かりました。事実上、“踏み絵”を迫ることになります。

自民党幹部
「軽い話じゃないんだから、誰が賛成したのか、あとから確認できるようにしないと」
政権幹部
「前倒しに賛成するなら、党や政府の役職を去ってから署名してもらう方がいい」

“石破おろし”をめぐり、神経戦が続く自民党。

こうした中、与党内からは参議院選挙で物価高対策として公約に掲げた現金給付について、当初の案から修正するよう求める声が出始めていて、練り直しをおこなう可能性も出ています。次々と課題に取り組む石破総理の姿に党内からは…

自民党関係者
「退陣しないシナリオもあり得る展開になってきた」

総理の進退をめぐる党内の攻防は、さらに激しくなりそうです。