能登半島地震の被災地でも活用された簡易住宅の「インスタントハウス」。さらに多くの人に届けられるよう進化しています。使われていたのは廃棄される「食品」でした。
(桜沢信司気象予報士 名古屋・昭和区)
「名古屋工業大学にやってきました。敷地内に、校舎とはちょっと違った雰囲気の建物が…これがインスタントハウスですね」

インスタントハウスといえば、円柱と円錐を重ねたような形が特徴の簡易住宅。
早く低コストで施工でき、能登半島地震の被災地にも、開発した名古屋工業大学の北川啓介教授によって、約250棟が設置されました。

今回、新たなインスタントハウス開発の最前線にカメラが入ることに。
(名古屋工業大学 北川啓介教授)
Q.ここ(インスタントハウス)にずっといるんですか?
「そうです、いつもここにいます」
Q.研究室は?
「こっちの方が快適なので」
中に入ると…


(桜沢)「涼しい!広くて大きいですね」
(北川教授)「天井も高めにしています」
キャンパス内に建てたインスタントハウスの研究室は、広さは18畳ほどで、能登半島地震で作ったものとほぼ同じサイズ。重さは120キロ、大人4人で運べるほどの軽さです。
