火球とみられる光る物体について、光ってからおよそ8分後に大きな空振も聞こえていたんです。

19日午後11時過ぎ、鹿児島市から見ると桜島の右、南東方向。かなり明るい光でした。

そしてその8分後、耳を澄ますと…何かが爆発したような音がしました。

気象台が桜島に設置している2台の空振計のグラフです。午後11時16分過ぎに大きく振れています。この時間差があるのは設置場所が異なるからです。

気象台は「この空振が火球であるかどうかは断定はできないが、明らかに桜島の爆発とは異なる大きな空振だった」ということです。

光ってから音がするまで8分かかったということで、どこで光ったのか、気象台や国立天文台に聞いてざっくり独自で計算してみました。

音の速さ=秒速約340メートル 8分間=480秒かかったということで、光る物体までの距離は、鹿児島市からおよそ160キロになります。

地図で表しますと、鹿児島市から南東方向およそ160キロ付近の種子島の東の、上空で光ったと推定されます。

こう見ると、結構近い場所だったんだなと私は感じました。ただ、私もやはり肉眼で見てみたかったです。