富山県高岡市の出町譲市長は任期途中の河村幹治副市長を8月末で解職する意向を明らかにしました。河村副市長は市議会9月定例会終了後の9月末での辞職を希望していましたが1か月前倒しとした形となります。

高岡市 出町譲市長
「私自身、自分が選挙の時に打ち出した公約、それを少しでも早く実現するための体制づくりが、必要なんじゃないかと」
高岡市の出町市長は20日、チューリップテレビの取材に対し河村幹治副市長を、今月末で解職する意向を明らかにしました。
河村副市長は富山県の農林水産部長などを経て2020年に高岡市の副市長に就任。現在2期目で、任期は2028年の3月末まででした。

関係者によりますと、6月の市長選で支えていた前市長の落選を受け、市議会9月定例会終了後の9月末で辞職する意向だったということです。
9月定例会は副市長不在の見通しで、一部の議員からは「あまりにも性急だ」といった声があがっています。
高岡市 出町譲市長
「もちろん9月末の方が議会が終わってスムーズにという考えもあるんですが、一方で私もう残された任期は4年しかない。高岡を変えませんか、チェンジしませんかと訴えて今回当選させていただいたことを考えると、やっぱり、少しでも一服している暇はないというか…早く動かなきゃだめだという思いが強かった。それに尽きると…」
副市長の後任について市は県に派遣を要請する方針ですが、当面、不在となる見込みです。