広島市の保育園でセアカゴケグモとみられるクモが見つかりました。市は、むやみにさわらないことや見つけたら保健所に連絡してほしいなどと呼びかけています。

市によりますと、18日午後6時半ごろ、保育園に迎えに来た家族がクモを発見しました。

翌日、市が連絡を受けて現地調査したところ、広島市中区の吉島保育園の駐車場や駐輪場で、セアカゴケグモの疑いがあるクモを24匹見つけました。

環境省中国四国地方環境事務所が確認したところ、セアカゴケグモである可能性が高いと判明。

クモは直ちに駆除され、広島市の職員が周辺に殺虫剤を散布したということです。

セアカゴケグモのメスは毒をもち、かまれると発熱やけいれんを起こす可能性があるということです。

2013年1月以降、セアカゴケグモ疑いのクモが見つかるのは今回が36例目ですが、これまでで最も多いクモの数だということです。

広島市では、発見した場合はむやみに触ったりせず、万一、噛まれた場合には、速やかに医療機関に相談してほしいと呼びかるとともに、見つけた場合は保健所に連絡してほしいとしています。