福岡市は市内の日本語学校で「結核」の集団感染が確認されたと発表しました。
結核の集団感染が確認されたのは福岡市内にある日本語学校です。
福岡市によりますと、外国籍の20代の男性は去年12月に咳が出始めました。
今年3月に発熱し、医療機関で検査したところ、肺結核と診断されました。
男性は現在も治療中ですが、症状は落ち着いているということです。
男性の感染確認後、男性の同居人や同じ学校のクラスメイト、教員など、接触者43人を検査したところ、男女20人が結核に感染していることがわかりました。
そのうち1人が発病していますが、重症ではないということです。
結核は半年から1年程度薬を飲めば治る病気ですが、治療が遅れると死亡することもあります。
福岡市は、結核の早期発見のため、定期的に健康診断を受けるとともに咳や痰などの症状が2週間以上続く場合は、病院で受診するよう呼びかけています。